静かなカプセルの中に、そっと身を横たえる。 優しい光に包まれ、日常の喧騒が遠ざかっていく…。
『みずは』での時間は、どこか不思議で、穏やかな魔法にかけられるような感覚があるかもしれません。では、あの静謐な空間で、私たちの身体の中では、一体何が起きているのでしょうか。
今回は、その泡の向こう側で起きている、心身を本来の「ゼロ地点」へとリセットする仕組みについて、少しだけ科学の旅にお連れします。主役は、「高気圧」と「水素」。二つの、優しくも力強い自然の力です。
【第一の力】 高気圧が拓く、からだの道
私たちの身体、約37兆個もの細胞のすべてが、活動のためのエネルギー源として「酸素」を必要としています。
普段、私たちは呼吸によって酸素を取り込み、血液中の赤血球がそれを全身へと運んでいます。
しかし、この赤血球は、身体の隅々にある細い毛細血管の先までは、なかなか入り込んでいくことができません。

ここで、一つ目の力、「高気圧」の出番です。 カプセルの中の気圧を、日常よりも少しだけ高めること。
それによって、魔法のような変化が起こります。
普段は赤血球としか結びつかない酸素が、まるでサイダーの泡が水に溶け込むように、血液や体液そのものに直接溶け出すのです。
この「溶解型酸素」は、赤血球よりもずっと小さいため、これまで届きにくかった毛細血管の先、脳や眼、指の先といった身体の末端まで、スムーズに染み渡っていくことができます。

【第二の力】 水素がもたらす、細胞の静けさ
さて、高気圧によって開かれた道を通り、もう一つの主役「水素」が、私たちの身体の中へと旅を始めます。
私たちは、ストレスや食生活の乱れ、大気汚染などによって、身体の中に「活性酸素」という、いわば“細胞のサビ”を生み出してしまいます。これが、疲れやエイジングの原因の一つと言われています。


【調和】 二つの力が奏でる、リセットの仕組み
もう、お分かりいただけたでしょうか。
「高気圧」が、身体の隅々まで道を開き、その道を、「水素」が旅をして、細胞のサビを優しく洗い流す。
この二つの力が調和して働くこと で、私たちの身体は、日々の生活で蓄積したノイズや乱れから解放され、本来あるべき、クリーンでニュートラルな「ゼロ地点」へとリセットされていくのです。
『みずは』での体験は、魔法ではありません。 それは、自然の力を借りて、あなたの身体が元々持っている素晴らしい機能を、最大限に引き出すための、科学に裏付けられた、穏やかな時間。
泡の向こう側で起きている、ご自身の内なる静かな変化に、どうぞ、ただ身を委ねてみてください。