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『飲む「水素」と、吸う「水素」。その違いと、私たちが「吸う」を選ぶ理由。』

近年、ウェルネスの世界で、その小さな元素「水素」が、大きな注目を集めています。
その中で、最も手軽で、広く知られているのが、飲むタイプの「水素水」かもしれません。

だからこそ、私たちのサービスに触れたお客様から、時々、こんなご質問をいただきます。

 「飲むのと、吸うのとでは、何が違うのですか?」と。

今回は、このシンプルで、しかし、とても重要な疑問にお答えしながら、なぜ、私たち『みずは』が、「吸う」という方法にこだわっているのか、その理由をお話ししたいと思います。

目的は同じ、しかし「量」と「効率」が違う

まず、大前提として、「水素水」も「水素吸入」も、身体に有益な水素分子を、細胞に届ける、という目的は同じです。
どちらも、それぞれの形で、私たちの健やかさに貢献する可能性を秘めています。

私たちが着目したのは、その「摂取できる量」と「体内への吸収効率」という、二つの観点です。 

これを、乾いた庭に水をまく様子に例えてみましょう。

飲む「水素」- 丁寧な、一点集中ケア

水素水は、水の中に、水素分子を溶け込ませたものです。
 しかし、常温・常圧の環境下で、水に溶かすことができる水素の量には、物理的な限界(飽和濃度)があります。コップ一杯の水に、砂糖を無限には溶かせないのと同じです。

そのため、一度に摂取できる水素の「量」は、比較的、穏やかになります。
これは、庭に、ジョウロで、丁寧に水をあげる行為に似ています。
植物の根元に、ピンポイントで水を届けることができる、優しく、素晴らしい方法です。

吸う「水素」- 全身への、包括的アプローチ

一方、「水素吸入」は、空気と共に、気体の水素分子を、直接、呼吸によって体内に取り込みます。

  • 圧倒的な「摂取量」
    気体であるため、液体に溶かすよりも、はるかに高い濃度の水素を、安定して供給することができます。そして、私たちは、60分のセッション中、絶えず呼吸を繰り返します。その結果、身体に取り込まれる水素分子の総量は、水素水を飲む場合とは、比較にならないほど、多くなります。
  • ダイレクトな「吸収効率」
     そして、もう一つの大きな違いが、体内への吸収ルートです。 呼吸によって肺から取り込まれた水素は、すぐに血液中に溶け込み、心臓を経て、全身へと、ダイレクトに、そして、スピーディーに運ばれていきます。

これは、庭全体に、パワフルなスプリンクラーで、一気に、そして、満遍なく水をまく行為に似ています。身体という広大な庭の、隅々の細胞にまで、効率よく、潤いを届けることができるのです。

私たちが「吸う」を選ぶ、という選択

こうした、「摂取量」と「吸収効率」における、論理的な優位性。
それこそが、私たち『みずは』が、お客様の大切な60分という時間の中で、最も深く、確かな体験をご提供するために、「水素吸入」という方法を選び取っている理由です。

さらに、高気圧環境は、身体の隅々までの巡りをサポートし、この効率的に取り込まれた水素が、脳や、手足の末端といった、最も届きにくい場所へも、その旅を続けるのを、力強く後押しします。

私たちが一杯のお水ではなく、一呼吸の空気にこだわる理由。
それは、お客様の大切な時間に、最も深く、確かな価値でお応えしたい、という私たちの誠実さの表れなのです。

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